真っ当な社会人であろうとすること
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あなたが断捨離すると良い価値観は「真っ当な社会人であろうとすること」です。
本音を抑えて大人の対応をしたり、建前に気を遣ったり、「まとも」や「普通」になるため個性を打ち消さなくて大丈夫です。集団のカラー染まろうと思っても、何かしっくりこないのではないでしょうか。それはあなたの努力が足りないのではなく、その色に染まるのが「違う」というサインです。
「この年になったら人はこうあるべき」という世間の共通の思い込みは確かにあります。
しかしそれらは不安がベースでできあがった幻想です。何歳までに結婚しないと、昇進しないと、貯金額をいくらにしないと、ヤバイ、バカにされる、ちゃんとした人じゃない、将来取り返しがつかないという不安が元になっています。
この思い込みはかなり強力で、幻想の前にひざまずいてペコペコし、これだけ不安にコントロールされて苦しんできたんだから少しは幸せになってもいいですよねと、まるで幻想におうかがいを立てなきゃ幸せが許可されないかのような錯覚に陥ります。
しかし不安に駆り立てられなくても結婚するときはするものですし、「この生き方以外は社会人失格」という強迫観念を持たなくても仕事はできます。大人の振るまいをしなくても案外人は愛してくれますし、あなたよりちゃんとしてないのに何とかなっている人は大勢います。
幸せは自分を殺した対価ではありません。
世間の思い込みと照らし合わせ、「未熟だ」と自分にムチを打たないで下さい。あなたが今採用している物差しは違います。違和感を持ちながらその物差しを使わないで下さい。
世の中を見渡すと案外物差しの種類は沢山あります。あなたがご自分を受け入れやすい物差しに、遠慮無く変えて下さい。
あなたと相容れないその他大勢の意見より、あなたにしっくりくる価値観を深掘りする方があなたに合っています。居心地のいい場所、考え方を求めて下さい。
多数派でないことへの恐れを手放すと、かえってあなたは深く人から慕われるでしょう。
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